おぶせスタートアップセミナー　キックオフイベントを開催！

〜自分のやりたい！を実現していく〜

投稿日：2019.12.05

11月29日（金）小布施町商工会にて、１３名の起業を考える女性たちが集まりました。

講師の小笠原裕司さんは、山梨学院大学特任教授。2015年NPO法人bond place設立。代表理事を就任され、今までの経験を生かして子ども向けから大人向けのワークショップや対話の場づくりを活用した、問題・課題解決のアプローチを行っています。

会場にはいると、すでに机の上には「レゴブロック」が置かれていて、参加者は「子供が普段遊んだ後の片付けくらいしか触れないけど・・・。」と言いながら、眺めている様子。少し戸惑いながらブロックを手にしていると、

「今日は女性のためのスタートアップセミナーですが、僕のワークには男性をいれます。起業を目指す方、今スタートしている方は相談に行く先の中に銀行や行政がありますよね。僕も相談に行きましたが、最初はもの凄く緊張して怖かったんです。そんな事もしらないのか？と思われたら嫌だなとか、心配もしてました。男性の僕がそうなら女性はもっとそう思うんじゃないか？と思って。でも実際話してみたら物凄く熱く、人間味溢れた人が多かった。そのことを知っておいてもらいたいなと思って。そして、怖い、心配という壁が取れたらと思っています。」だから今日は男性が各グループに入っているんだなと見回していると、小笠原さんの明るい声とテンポよい話でワークがスタートしました。

「さあ、今日は「レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッド」というレゴを使ったワークをやります。いくつか質問をしていきますが、腕を組んだり、頬杖をついたりしながら考えるのはしないでくださいね〜。迷ったら今日はひたすらレゴに触れてください。手のひらにのせながら、握りしめながら考え話す時間にしましょう」

普段の会議中や人の話を聞くときは、手で何か触りながらなんて事はなく、逆にしてはいけない事と思っていたので、驚きと戸惑いの気持ちでしたが「手の細胞の80パーセントは頭に繋がっていて、手の感覚は右脳を働かせながら意味を考え思考を整理する。レゴ社や様々な企業はすでに取り入れられていて、１時間レゴブロックを触りながら会議を行う」とか。

「今日は手を信じて！」

参加者は戸惑いながらも、ワクワクした顔でレゴと自分の手を見ていると早速１つ目のお題が出てスタート。

レゴブロックでタワーを作り、この数年自分自身が積み上げてきたことは何か？の表現をしてみる。

小笠原さんのスタートの声から、黙々と作る参加たち。レゴと自分だけの時間が流れていきます。その後４〜５人のグループで自分の作ったブロックをみながら、説明していきますが、皆さん最初はブロックを見ながらどうやって説明すればいいのか・・・と心配していたのが嘘のように、話が止まらない！止まらない！。グループの方から自分の作ったレゴブロックについて質問されると、もっともっと話しは出てきます。

「悩んだら？！」「レゴをさわる！！」

お題がどんどん核心に近づいてくると、手をとめて頭を抱えてしまう参加者も。するとすかさず小笠原さんが「皆さん、僕は最初なんて言いました？今日は手を動かす。考えれば考えるほど、手は止めずにいきますよ！悩んだら？！レゴをさわる！」小笠原さんのテンポの良い声がけに合わせて、参加者から笑みと声が自然と出るように。

出来上がった自分の作品を他の人が見て想像しながら説明する時間では、「自分が思った通りのことを言ってもらうと嬉しい！」。「思っても見ないことを言ってもらうと、そういった視点があるのかと新しい気づきになり、自分が気づかないことが知れて嬉しい！」とますます考える振り幅が広くなったようです。