【イベントリポート】角居’s Battle Talk 「ぼくらの音楽の聴き方」× 広瀬 毅
〜音楽を通して繋がるもの〜
投稿日:2019.10.29
2019年10月1日(火)、Tsunagnoでは【角居’s battle talk】というイベントを開催致しました!
今回は、一般参加者3名と、ゲストの角居さま、当社取締役の広瀬で、音楽についてディープに、熱く語り合う会でした。おふたりとも、少し"変わった"音楽がお好きなようですが…?
テーブルの上には、ずらりとCDが( ゚Д゚)
その大半は広瀬のもの。独立してから「毎週1枚CDを買う」と決めて続けた結果、こんな量になったのだとか…。しかもこれ、コレクションの"ほんの一部"というのだから驚きです。
「僕ら、レコード世代なんですよ。現代では音楽の聴き方も随分変わりましたよね。」
広瀬や角井さんの子どものころ、音楽を聴くのは専らレコードでした。当時は現代のように「インターネットで調べて買う」という手段がなかったので、「一度も聴いたことのない曲を買う」ことも当たり前。レコードの見分けはジャケットを吟味して買っていたそう。確かに、現代とは全く異なる購入方法です。
それに比べると、今はたくさんの音楽に触れる機会に恵まれています。
近年では、CDだけでなく、音楽はダウンロード配信をする時代になりました。さらに「アップルミュージック」など、ストリーミング再生型のサービスも普及。CDをつくるとそれだけコストがかかりますが、ダウンロードやストリーミングなら、もっと安く配信することができます。そのため、「CDは出せないけどダウンロード版は配信できる」というアーティストも、自分たちの音楽を世界に配信できるようになりました。これにより、音楽の幅はさらに幅広く、私たちに届くことが可能になったわけです。
一方で、レコードの頃には、現代にはない音楽知識の入手経路が。
それは、「人」です。
音楽好きが、お互いに自分の知っている曲について語り合う。そうして、新しい音楽やバンドを人伝に知っていく…。時には、音楽によって人と人のつながりが増え、そのつながりが、また新しい音楽へとつながっていく。そこには、現代にはない、"温度を持った人とのつながり"の素敵さが、あったことと思います。
「面白い音楽を聴くのが好きなんです。聴いたことのない真新しい音。」
"面白い音楽"を長年探し、そして愛してきたお二人ですが、現代は「音楽の幅が広くなった」にも関わらず、「狭い音楽しか聴かれない」ことに、ちょっぴりモヤモヤされているご様子。
「アップルミュージックもYoutubeも、AIが、関連した音楽ばかりをおススメに持ってくる。だから、今は(音楽の)幅が広くなった一方で、狭くもなったんだよね。自分から積極的に探しに行かないと、面白い音楽には出会えない。そういう意味で、今の人は面白い音楽に出会うのが難しくなったのかもしれないね。」
お酒を片手に、大好きな音楽について語り合う皆さんの目は、まるで少年のようにキラキラと輝いていました。大学生の私にはちょっぴり難しいお話も多かったのですが、お傍で聞いていただけの私も、皆さんが心から音楽を愛していることや、音楽がこんなにも、人の心の豊かさにつながっていることを知ることができました。世の中にはいろんな音楽が溢れています。みなさんもたまには、AIおすすめの音楽から離れて、自分から音楽を探しに行ってみると面白いかもしれませんね(*´▽`*)
〜ライティング アルバイトstaff 酒井〜
梅雨生まれの晴れ女。
好きなものは「ぶたさん」と「抹茶」
天敵は足の多い虫
趣味は映画鑑賞・演劇・細かい作業