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【イベントレポート】角居’s Battle Talk「覚悟すること」

〜すでにあるのか?それともこの先に見えるのか?それぞれの覚悟をきく〜

投稿日:2019.12.24

2019年12月16日(月)、Ttsunagnoにて、角居’s Battle Talkを開催致しました!

今回のテーマは「覚悟すること」。

ゲストにお招きしたのは、台風19号の被災地域に対し懸命に働きかけている長野市の男性。工務店2代目を務める「関博之さん」です。関さんは故郷である長野を離れ、数年前から上京していました。

「台風の翌日、いつものようにテレビをつけたんです。全国ニュースでした。そうしたら実家の近くが被災したという報道を見て。『やばい』と思いましたね。同時に、本当にこれは現実なのか?と…。」

しかし、交通手段のこともあって、その報道を知ってもすぐには駆け付けることができなかったと言います。

「ようやく交通手段が整って、長野に行けるようになってからは(家族は所沢に置いたまま)2~3週間は長野にいましたね。確かにショックではあったんですけど、僕は水が迫ってくる恐怖を知らない。だからこそ、前向きに頑張れるところはあるのかなと。その恐怖を知っている人達はまた違う気がするんです。」関さんははじめ、ある程度長野の復興のお手伝いできたら、所沢に帰るおつもりだったようです。しかし、そんな関さんを長野にとどまらせたひと言がありました。

"せっかく造っていただいたのに、申し訳ない"

これは、関さんが一件目に周ったお宅で耳にした言葉でした。被災される直前、大規模のリフォームをしたばかりの家。「せっかく作っていただいたのに」。お客様の立場である家主さんが、リフォームを"していただいた"という感覚。とても日本的な、奥ゆかしい感覚です。

この思いに、答えてあげたい。

そう考えた関さんは、その言葉を聞いた瞬間に長野にとどまることを決意されたそう。所沢から長野へと完全に移住します。

「ぼくは、住宅か設計をやりたかったんですよ。それで、住宅の設計をしている好みの設計士さんがいるところに修行に出ました。…でも、東京に行って良いことは一つもなかった。やることなすこと裏目に出ている感じがして、人生うまくいってないなって思っていたんです。それが、こちらにもどってくると決意したとき、道が全部開ける感覚があったんです。"覚悟"を決めるというか。」

関さんの「覚悟」は、就職や結婚といった覚悟とは少し違いますよね。いきなり「立たされる」覚悟でした。「成り行き」ともいえる覚悟の決め方です。でも、関さんのそれには、ずっしりとした重みのある覚悟を感じさせます。

では、今回のテーマでもある「覚悟」とは、一体なんでしょうか。参加者の皆さんが思う「覚悟」についても、伺いました。

「流されてきた人生でした。でも、家族を守っていかなきゃと思ったとき、覚悟ができました。」

「覚悟っていうことを、僕はあんまりしなくて。なりゆきで生きています。覚悟すると、そのまま突っ切らなくてはいけない感じがして、間違える気がしている。」

「僕、地元で独立を…と覚悟決めていたんですけど。まあ、いろいろ成り行きで違う方向に進んで。でも、そういう渡り歩きのなかで見えてきたものもあったので、「成り行き」は自分の中でも響くものがありました。そういうものの中で決めた覚悟が本物なのかなと。」

「イチロー選手がこの春の会見で、『遠回りすることでしか本当の自分の生き方にはたどり着かない』と言っていました。そのとき『正しい』と思っていても、後になって『違った』と思ったり。前進と後退を繰り返していくものなのかなと思いますね。」

「覚悟って、途中で空中分解するものじゃないですか。意思が弱くなっていく。ほどけていく。でも、そこでまた正面突破していくものなのかなって。」

「大学入って、自分のやりたいことがぼんやりと見えてきました。でも、親の思いとは違うので悩んでいて。ぼんやりしたところに突き進むのは、自分も不安です。だからと言って、親の方に進むのも…本当に後悔しないか?って。」

「振り返ってみて、『続けられた』『あきらめなかった』ことが覚悟かなって。」

「自分では、ちゃんと覚悟をしているつもりでした。でも、周りと比べたら色々できていなくて…。自信がなくなることもあります。覚悟って、何?私はまだ足りていないかな?って。だから、私にはまだ、覚悟について語れません。」

「取材をしていたら、泣きながら話す方がいて。その思いをしっかりと伝えていく覚悟が必要なんだなと思うようになりました。あの泥の重さは、マイクをもっているだけではわからないなと。埃の中で一緒におにぎりを食べていかないと。そういう中で、取材を続けていくという覚悟を、また、していきます。」

「教授に進められてはじめたことですが、うまくいかないこともあって。…でも、自分がどれだけやりたい分野でも、いつか壁は現れます。だから、今は自分に向いていようが向いていなかろうが、全部出し切ってみないと。このままじゃだめだなと思って、頑張っています。」

「周りを気にするのやめようって、最近思えるようになりました。自分でやりたいことをやっていれば、覚悟を決められるのではないのかなって。」

最後に、角居さんはこのように締めくくりました。

"世界には、選択する余地のない国もあって。

生活が豊かだからこそ、『覚悟』ってあるんだよね。

砂漠の国で生まれた宗教って

右か、左か決めなきゃいけないって考え。だって、それで生か死か、決まるから。

今の日本は、成り行きでも生きていけるから、選択しなくてもいい。

でも、「小さな『覚悟』をもってクリアしていく」ということが、

自分を豊かにしていくことではあるのかな、と。"

今回の「角居’s Battle Talk」のテーマは「覚悟すること」でした。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

前回の音楽の話題とは打って変わって重いテーマでしたが、こういう会も素敵ですね(^^)

次回の「角居’s Battle Talk」も、お楽しみに!

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