【CREEKS会員募集】『はなれてはたらく』を実現するコワーキング
投稿日:2020.12.16
2020年10月に6周年を迎えたCREEKS。長野で自分らしい働き方、暮らし方を目指す人たちを応援してきたCREEKSが、新たに掲げるコンセプトとは。代表取締役 古後と取締役 広瀬による対談をインタビュー形式でお届けします。
新しい働き方を実現するキーワード『はなれてはたらく』とは
CREEKS会議室にて、左から 代表取締役 古後、取締役 広瀬
ちなみにこちらは2014年ごろ同じ場所で撮影した写真。さぁ、どこが変わったでしょうか笑。
CREEKSはコワーキングを始めた当初から『自分らしい働き方・暮らし方』を提案してきましたが、今後の働き方、コワーキングの在り方についてはどう考えていますか?
古後:緊急事態宣言で利用を制限している間、今後どのようにコワーキングを運営していくか考えていました。そこから新たに発信し始めたのが『はなれてはたらく』というコンセプトです。
コワーキングの価値を高めて『会社からはなれてはたらく』、リモートワークやテレワークを通して『都会からはなれてはらたく』といった働き方ができるよう、環境づくりに取り組んでいます。
広瀬:個ブースの利用や、フリースペースにもパーティションなどを立てて、隣の人ときちんと距離を取って働けるというのが1つと、それとは別に例えば会社に出勤せず、ここに来て働く、あるいは東京に拠点があるが長野に来て2拠点で働くというのがあります。
古後:もう1つ『市街地からはなれてはたらく』をテーマに、飯綱町にある廃校を活用して複合施設の建設を進めています。
リノベーションを進めている、「いいづなコネクトWEST」(旧牟礼西小学校)
一部完成しているスペースを使い、テレワーカーのスキルアップ講座を開いていて、テレワークをこれまでやったことがない方の支援もしています。
テレワーカースキルアップ講座の様子
コロナ禍で変わったコワーキングの需要
コロナ禍で、コワーキングの事業での変化はありましたか?
広瀬:コワーキングの事業自体は特に変わっていないですが、、最近はむしろコロナの影響で利用者が増えてきていますね。
古後:もちろん緊急事態宣言中はドロップインや新規会員の申込をお断りしていたので利用は減りました。でもその後、警戒レベルが下がって通常営業を再開してからは、利用者が増えていて、東京からの問合わせも多いんです。
広瀬:問合わせに加えて、かなり頻繁に見学の方が来ていますね。今までこういう場所があると知らなかった人も、探すようになってきたんだと思います。
古後:サテライトオフィスとして使いたいという要望も以前より多くなりましたね。東京で勤めている人も、「在宅で仕事できるならばオフィスはいらないよね」とベンチャー企業などはどんどんオフィスの賃貸契約を解約しているそうですよ。
CREEKS COWORKING NAGANO フリースペース。緊急事態宣言が明けた後は、満席になる日もあったそう。
移住推進事業への応募がこれまでの3倍に!
そもそも通うオフィスをなくしてしまおうという考えなんですね。勤務地から近いかに左右されず、住みたいエリアで働こうという人は今後も増えそうですね。
古後:実店舗としてオフィスを置く場所も、どこを選んでもいいよねという考え方になってきていると思います。
広瀬:テレワークもさまざまな会社で認められるようになっているし、無理に人が密集しているところに行くのではなく、オフィスに出勤するのは週1日だけにして移動を減らすというスタイルが現実味を帯びてきました。
古後:コロナ禍が家族との過ごし方を考えるきっかけになった方も多いみたいです。特に小さな子どもがいると、都心の家のなかでギュッとこもっているというのは閉塞感があるんじゃないでしょうか。
ちょうど今年は「おためしナガノ」の運営をCREEKSが担当しています。「おためしナガノ」は県が費用を補助してお試しで長野での暮らしを体験してもらい、移住促進につなげるという事業です。もともと人気があったのですが今回は例年の3倍もの応募が寄せられました。
コロナの感染拡大で一度は中止を検討する話も出ましたが、ワーケーションも推進している長野県としてぜひやるべきだと判断し、なんとか実施できることに。そのため当初より募集が遅れ、おためし移住期間も短くなってしまったのですが、それでも約100名の応募が来たんです。
これまでの傾向としては、自由に動けるという理由で個人事業主の方の応募が多かったのですが、今年は会社員の方、割と有名な大企業の方もいらして、例年とは様子が変わってきています。
事業に対する注目度もとても高くて、取材依頼がたくさんきています。先日も全国版の新聞に掲載され、都市部から『はなれてはたらく』ことへの関心が高まっているのを感じました。
王道のレールに乗るのではなく、それぞれの道を選べる時代
広瀬:僕らはCREEKSを始めたときから、これからの時代は仕事を選ぶときに『業種』ではなく『働き方』を選べるようになっていくと考えていました。昔は一括採用の終身雇用で、そういったレールに乗ることが働き方のひとつの王道でしたが、色んな働き方ができるというのがだんだん見えてきて、そういった人をサポートする場所を長野に作ろうと事業に取り組んできました。
ここ3年くらい、世の中の働き方の変化を見てきて、自分たちが7年前からやってきたことがあながち間違っていなかったのだなと思っています。
古後:CREEKSには、コミュニティマネージャーとしてのスタッフも常駐していて、会員さんが仕事や子どもの学校のことなどを気軽に話せるフラットな雰囲気がとても好評です。
また6年間のなかで培った起業家同士のコミュニティを持っていて、マッチングができることも強みなので、仕事について本気で語れる仲間が欲しいと思っている方はぜひ利用してもらいたいですね。
はなれてはたらくというコンセプトは、物理的な距離だけでなく『毎日オフィスに通勤しなければならない』『人が密集しているところに価値がある』といったこれまでの思い込みを、少しずつ手放していくことにも繋がっているかもしれません。
働き方をシフトするため小さな一歩を、CREEKSから踏み出してみませんか?
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